こんにちは! 北海道の地名はとても独特で変わったものが多いんです。
私は現在、北海道で働き暮らしています。もともと北海道生まれでもあるんです。仕事柄、本州から異動してくる職員を迎え入れることも多いのですが、まず、皆さん北海道の地名が読めないんですよね。
これらの地名、道民にしてみれば小さなころから慣れ親しんでいるので結構容易に読めます。でも同じ北海道でも自分の居住エリア以外だと知らないものも多いんです。
北海道の多くの厄介な難読地名はアイヌ語に由来するものです。多くはそれに漢字で当て字をしただけとなっているところです。
アイヌ語地名の意味を知ることで、そこに感心し、また昔の人がどのように暮らしていたのか思いを馳せることのできるロマンがあります。
ここでは、そんな北海道の難読地名について、アイヌ語による由来と、私、だいは~どが持ち合わせている地域情報を含め紹介していきます。※かなり無理矢理ひねり出します!!
まず第1回目の5件をお届けします。よろしかったら読んでやって下さい。
※アイヌ語の地名由来は諸説あるものが多いです。このブログでは私がわかりやすいモノを選んでいますが、いろいろな見解、解釈があることをご承知おきください。
目次
難読地名No.01【新琴似】
読み方:北海道札幌市北区新琴似(シンコトニ)です。
札幌市の中の地域名です。明治時代に屯田兵が開拓した街です。実はこの街、わたしが育った街です。新琴似の地名の由来はアイヌ語の「コッ・ネイ」で「くぼんでいる所」という意味があります。屯田兵が先に入ったのが「琴似」、その後分隊して「新琴似」という街を作ったという訳です。新しいコッ・ネイで「新コッ・ネイ」→「新琴似」なのか。
札幌市北区には北海道大学があり、新琴似は昔から学生街のような一面もありました。どちらかというとこのエリア家賃も安かったですしね。札幌市の中でも冬は雪が多いところです。石狩湾の影響で雪が多いのです。ここはほぼ毎朝除雪しなければならない土地です。
難読地名No.02【神居古潭】
読み方:北海道旭川市神居古潭(カムイコタン)です。
札幌市側からの旭川市入り口の石狩川ほとりの地域名です。神居古潭の地名の由来はアイヌ語の「カムイ・コタン」で「神の住む場所」という意味があります。なかなかの景勝地であります。ここには悪い神:ニッネカムイと山の神:ヌプリカムイの戦いというアイヌ伝承話があります。最後は山の神:ヌプリカムイが英雄サマイクルの助けを受け勝利するといったお話です。
▲荘厳な風景があるアイヌ伝承の地「神居古潭」
難読地名No.03【勇払】
読み方:北海道苫小牧市勇払(ユウフツ)です。
苫小牧市太平洋側の勇払平野に当たる部分の地域名です。漁港がありわたしはたまに釣りに出かけます。勇払の地名の由来は諸説ありますがアイヌ語の「ユプトゥ」で「温泉の川口」という意味があります。
難読地名No.04【音調津】
読み方:北海道広尾町字音調津(オシラベツ)です。
広尾町とえりも町を結ぶ国道336号線「通称:黄金道路」沿いにある地域名です。漁港の町ですね。音調津の地名の由来はアイヌ語の「オシララウンペッ」で「川口に岩礁のある川」という意味があります。
難読地名No.05【忍路】
読み方:北海道小樽市忍路(オショロ)です。
小樽市西部、日本海に突き出した忍路半島とその基部に位置する地域名です。ここも漁港の町ですね。忍路の地名の由来はアイヌ語の「オショロ・コッ」で「尻のような窪み」という意味があります。なかなかの景勝地で手漕ぎボートの釣り船なんかもやってます。昔、ここで転覆したことがあります!!
▲小樽・余市方面は北海道の人気観光地。忍路はこのエリアにあります。
如何だったでしょうか? 私の北海道愛が伝われば嬉しいです!!
続いての第2回も整えて少しでも価値のあるページにしていきたいです。よろしければまた見てくださいね。
本日はお読みいただき、ありがとうございました!!
▼第2回はこちらです!!