狂犬病 水が怖いという独特な症状について

狂犬病 水が怖いという独特な症状について

 

 

あなたは犬に噛まれただけで死に至る可能性のある狂犬病をご存じですか?

確かに恐ろしい病気だと、小さい頃に聞いた気がするようなないような。 

まさかこんなになっちゃうわけじゃないよね...(笑)

 

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目次

狂犬病とは

 

狂犬病(きょうけんびょう、英語: rabies)は、ラブドウイルス科リッサウイルス属の狂犬病ウイルス (Rabies virus) を病原体とするウイルス性の人獣共通感染症である。水などを恐れるようになる特徴的な症状があるため、恐水病または恐水症 (英: hydrophobia) と呼ばれることもある(実際は水だけに限らず、音や風も水と同様に感覚器に刺激を与えて痙攣等を起こす)。

引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

狂犬病ウィルスを病原体とする人獣共通感染症ですか。 特徴的な症状として水などを恐れるとあります。
今日はこの辺に興味がありますので調べていきますねー。

 

狂犬病は、毎年世界中で約5万人の死者を出しているウイルス感染症であり、一度発症するとほぼ100%死に至る。狂犬病による死者の95%以上はアフリカとアジアで発生している。感染した動物に噛まれた人の40%は、15歳未満の子供であった。ただし、狂犬病はワクチンによって予防できる疾患でもあり、ヒトからヒトへの伝播がなく、大流行に繋がる恐れもないことから、感染症対策の優先度は低くなる傾向がある(言い換えれば、非常に危険な感染症ではあるが、伝染病ではない)。

引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なんと恐ろしいことでしょう。狂犬病は発症するとほぼ100%死に至るんですか!?急に怖くなってきたぞ。

 

しかしご安心下さい。日本では狂犬病予防法の制定により、ワクチン接種などが義務づけられてからは症例が激減。1957年以降国内での狂犬病発生は確認されていないそうです。(外国で動物にかまれた人を除く)

 

狂犬病対策の歴史

記録が残る最初の流行は、江戸時代の1732年(享保17年)に長崎で発生した狂犬病が九州、山陽道、東海道、本州東部、東北と日本全国に伝播していったことによる。東北最北端の下北半島まで狂犬病が到着したのが1761年(宝暦11年)のことである。
(中略)
1873年(明治6年)に長野県で流行したのを最後にしばらく狂犬病被害は途絶えたが、1886年(明治19年)頃から再び狂犬病被害が発生するようになった。
(中略)
関東大震災があった1923年(大正12年)から1925年(大正14年)にかけての3年間に大流行し、全国で9,000頭以上の犬の感染が確認された。
(中略)
全国的な狂犬病予防週間によって野犬の大掃蕩・不用犬の買上げ・新聞による狂犬病の知識の周知徹底運動が推進された結果、1928年(昭和3年)から狂犬病は激減した。しかし大戦末の1944年(昭和19年)から戦後にかけての社会的混乱期に再び大流行しはじめた

引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 江戸時代からのお話ですね。終焉が1957年ですから実に200年弱の戦いがあったわけです。

 やはり野犬により狂犬病が流行となっていたようで関東大震災後、第2次世界大戦近辺にて流行しているのが大変興味深いところです。

 

 噛まれることが死に直結するかもしれなかったのですから、当時の人は大変恐ろしいことだったでしょう。

 

今の日本では動物に噛まれても比較的安心ですが、世界では未だに年間5万人の死者を出している狂犬病です。

 

不法に持ち込まれた外国のペットなどにより感染が広がることもありますから、完全な安心は出来ませんね。少なくとも私は今回安心できなくなりました(笑)

 

水を恐れる症状 

感染初期は発熱や頭痛など風邪のような症状で始まり、傷口の痛みなども起こります。水を飲むと喉が痙攣(けいれん)して苦しいため、水を怖がる恐水症(きょうすいしょう)や、風や光などあらゆる刺激に敏感になり興奮しやすくなったり錯乱状態になるなど特徴的な症状が出現し、最終的に昏睡状態(こんすいじょうたい)から呼吸停止で死亡します

引用:こどもとおとなのワクチンサイト

ここが一番気になっていたところですね。 刺激が嫌いになるということでしょうか...。オオカミやケモノに変化していく過程で水を恐れるようになっていくのかと思っていました(笑) いや、よく考えると水を怖がるのはネコぐらいじゃないかな...。

大脳辺縁系に感染すると,夜に譫妄,凶暴性を認めるようになります.また,知覚過敏のため,臭いが強いニンニクや光を避けるようになり,十字架を怖がるなどの先端恐怖症の症状が現れます.水を怖がるのは,中枢神経障害のために液体を飲み込もうとすると喉頭けいれんが起き,とても苦しいためといわれています.

引用:レジデントノート

狂犬病はウィルスが噛まれた部分から神経を介して徐々に中枢神経へ侵入、それで最終的には脳へ至ってしまうんです。 そしてこの影響で水を怖がるようになる。その理由は「液体を飲み込もうとすると喉頭けいれんが起きてとても苦しいため」ということらしいです。

って言うかこの参照させていただいたレジデントノートさん、すごく面白かったです。ありがとうございます。

 

まとめ

狂犬病になるとどうして水が怖いのか、それは脳の障害により液体を飲み込もうとすると喉頭けいれんが起きてとても苦しいためということでした。

 

それよりも狂犬病怖いですね。動物に噛まれることを油断しないで、特に海外へ行って動物に噛まれた場合は要注意です。 発症前なら助かりますのでドクターにチェックしてもらいましょう。